火災現場でのDJI Matrice 300 RTK、Zenmuse H20Tの活用事例のご紹介
消火活動における従来の課題として、白煙、水蒸気、障害物などによって、延焼場所を特定するための視界の確保が難しい現場が多い、ということがあります。
赤外線カメラを搭載したドローンを火災現場の上空に飛行させることで、建物や障害物などの全体像を把握し、延焼場所を特定することで、指揮隊への情報が集まって共有する事が可能となり、効果的に消火活動を行うことができます。
今回はDJI産業用ドローンのフラッグシップ機である「DJI Matrice 300 RTK」と高性能カメラ「Zenmuse H20T」が実際の火災現場で撮影、活用された事例をご紹介します。
続きはこちらの動画をご覧ください。
映像提供:島根ドローンサービスセンター様
家屋火災と異なる点として火がくすぶっており、通常の断続カメラの映像では白煙や水蒸気で火元は全く見えません。 しかし、H20T
の赤外線カメラには一応、熱源をはっきりと確認することができます
。
実際に消火に一瞬いただきまして消防士の方から、「とりあえずな指示で効率的に消火ができました」とお声をいただきました。
赤外線カメラというと実際にどんな現場で活用できればよければいかがでしょうか、というお声も多くありますが、この映像を見ていただければ有事の際にも活躍できるということを自治体様などにご納得いただけるかと思います。
Matrice 300 RTKの特長

Matrice 300 RTKはあらゆる面で従来の産業用ドローンの性能を上回っています。
飛行しばらく静かにあと、風の乱反射に対しての機体の動作穏やかで非常に安定性が高いです。GPSの感度も高く、M210RTKがふらつくような条件下でも、しっかりと安定した飛行を行うことが可能です。
産業用ドローンの要でもある飛行時間は最大55分と大幅に改善。スムーズにいかない現場でも、1回のバッテリー交換で点検を完了できます。
最大離陸重量は9.0kg、最大ペイロード重量は2.7kgと増加。カメラを搭載するほかに食料や物資の運搬も可能になります。
さらに、機体の6面すべてに搭載されたビジョンセンサーとTOFセンサーにより、非GPSやGPSが少ない場合でも高い安定性、安全性を維持します。検出範囲のカスタマイズも10cm単位で設定可能に。最小1mまで対象物に寄ることができ、今まで出来なかった現場での点検もできるようになります。
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最大飛行時間: 55分 |
有効飛行時間: 36分 H20T搭載の場合 |
最大離陸重量: 9kg |
最大ペイロード重量: 2.7kg |
6方向検知&測位技術 |
ZENMUSE H20シリーズ
ZENMUSE H20シリーズは、必要なセンサーを1分割統合した非常に高性能なカメラです。
ズーム撮影や広角からの撮影でも濃度を忠実に再現し、離れた場所からでも十分に高精細な映像が撮影可能です。 H20Tはさらにサーマルカメラを搭載し、熱画像も撮影可能です。 正確な温度データが取得できます。
すべての画像において非常に高精細
動画解像度 640×512 @ 30 Hz
画像解像度 640×512

写真サイズ 4056 × 3040

動画解像度 3840×2160@30fps、1920×1080@30fps
写真サイズ 5184 × 3888
23倍ハイブリット光学ズーム、最大200倍ズーム
進行する光カメラ、赤外線カメラともに非常に精細です。細かい傷もしっかりと確認できます。
赤外線カメラについて
今回紹介した事例では現場での消火活動を特定して消火活動に相談しましたが、サーマルカメラはその場で活用するだけではなくデータを持ち帰って分析に使う、という使い方も多いです。
現場で撮影して持ち帰った画像はメーカーが提供するソフトウェア「DJI Thermal Analysis Tool」を使用することで、1ピクセルごとに保存された温度情報をチェックすることが可能です。
H20T 赤外線カメラスペック
DJI Mavic 3 Thermalの赤外線カメラ・消滅光カメラの主なスペックは下記の通りです。-
DFOV(対角視野):40.6°
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温度分解能(NETD)≤50 mK @ f/1.0
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瞬間視界角(IFOV)8,889mrad ([視界ピッチ]/[実焦点距離] )
- 画像解像度 640×512
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