DJI初の車載可能な移動ドック、DJI Dock 3で車載モードを試してみました!
DJI Dock 3が発売された時に、初めて車載が出来る商品という事で話題を集めました!
DJI Dockというのは「どこかの場所に置いて使うものだ」という根本的な概念を、大きく動いた発表でもありました。
車載可能な事によって、緊急時の迅速な派遣や長期点検を効率よく行う事が可能です!
こんな車載モードを試してみたので、その様子をご報告させていただきます🚙
また、DJI Power 2000での運用も試してみました!
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今回の風景画像を撮ったカメラはこちら!
📸パナソニック デジタル一眼カメラ「LUMIX S5M2X」
商品サイト:https://www.system5.jp/products/n_1179843
💡当店スタッフにおすすめポイントを聞いてみました!
パナソニックのLUMIX S5IIXは、映像も写真も高品質に立っているフルサイズミラーレスカメラです。
初心者にも扱いやすい直感的な操作性と、手ブレ補正やオートフォーカスの性能が魅力。
プロ並みの動画撮影(ProResやRAW記録対応)もでき、長く使える1台です。
コンパクトなボディでありながら、感性性能も優れており、暗所にも強いのが特徴
。
今回の記事の写真、上のカメラで撮影していますので非常に味があって好きです📷
本日のショールーム、PROGEAR半蔵門でも展示中です!ぜひお気軽にご来店ください。
https://www.system5.jp/pages/progear
※予約優先制となります。スタッフからの商品説明をご希望の場合は上記URLよりご予約ください。
1.DJI Dock 3 車載ジンバルマウントが必要
DJI Dock 3 車載ジンバルマウントの取り付け方・車載モードの設定方法はこちらを押してください。
車載モードには別売りの「DJI Dock 3 車載ジンバルマウント」を、お持ちのDJI Dock 3に最初に装着することが必要です。
1.左ドックカバーモジュールに部品を取り付けていきます。
2.左ドックカバーモジュールに部品を取り付けていきます。
3.取付向きは左カバーモジュールについているボッチと部品の向きを合わせ、取り付けます。
※部品を留める際は、逆に取り付けないようご注意ください。
4.付属のM4-12mmネジを4か所、取り付けます。
※取り付け時に下方向に力を入れるすぎると左カバーモジュールを破損する可能性がございますので、ご注意ください。
5.右カバーモジュールの蓋のネジを4ヶ月追加し、中に入っているコネクターを取り外します。
6.部品背面にDJI Dock 3のコネクター接続します。接続してくださいコネクターの向きに注意してください。
※コネクターのオス側メス側下に凹凸があるので向きを合わせて奥まで差し込み接続してください。
7. 付属のM4-30mmネジを6ヶ月程度、取り付けます。
※取り付け時に下方向に力を入れるすぎると左カバーモジュールを破損する可能性がございますので、ご注意ください。
8.取り付け完了、DJI Dock 3とDJI EnterpriseAPPのインストールされた端末と接続すると、アクティベーションが促進されますので、アクティベーション作業をお願い致します。
9.展開モードで車載展開を選択し、設定を完了させます。
※DJI Dock 3に車載ジンバルマウントを取り付けて動作させた際、正常に動作しない場合はエラーが表示されます。そのため、エラーがない場合
、通常に取り付けられていることができて認識していただいても問題ありません。
10.車載モードで初期設定を進めていくと、固定載置では項目がなかった「車載展開チェック」という項目が出てきます。ドックの確度が入って表示され、3°未満であることを確認します。
11.こちらもFixed-Mounted Deploymentでは項目がなかった「Set Relative Alternate Site」という項目で車のイラストが出てきます。
あは通常通り設定を進めて、カーモード読み込みの準備は完了です。
💡DJI Dock 3の車載設置に関して、どのような注意事項がありますか?
- 設置が現地の規制に準拠していることを確認してください。
- DJI Dockを車両に積み込む際は安全を確保し、取り扱い中にRTKモジュールに力を加えないでください。
- ドックベースが車載マウントブラケットにしっかりと固定されている事を確認し、ロックナットを取り付けて締めてください。
- ドックベースには、DJI ドックを車両に正しく接続する安全ロープを装備する必要があります。
- 車載ジンバル保護マウントは正しく設置する必要があります。
-
車載参照モードでも通常のドックを保存するように、周辺の環境を確認して適していると確認してください。出来ればドックサイト評価を行って判断を行った方が良いです。詳細については
、「設置および設定マニュアル」をしてください。
2.車でのセットアップ
今回は、トヨタの「タウンエース」を使って車載モードを試してみました🚙
※これからご説明の前に先行モデルケースとなります。お客様ご自身で行う際はそれぞれの状況に合わせて、お客様のご責任でセットアップをお願い致します。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
また車の上に乗った状態ですと、カーブなどを曲がるときに滑ってしまう可能性がありますので、下記のゴムシートを4つの角に置き、対策しました。
※今回は検証ですので非常に簡単な方法となっております。運用時は必ず大きなゴムパネルの使用・もしくは「設置および設定マニュアル」をご自身で確認して、確実に滑らないようにしてください。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
設置した後は、DJI Dock 3が開いた時に車に干渉しないことを確認しました。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
次になわ紐を使って、運転中にDJI Dock 3が動かないように固定しました。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
なわ紐を正しく取り付けた後でも、DJI Dock 3がしっかりと閉じるか確認しました。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
3.DJI Dock 3の車モードでの位置キャリブレーション
車のセットアップが終わりましたら、次はDJI Dock 3の設定へ移ります。
DJI Dock 3の電源とネット通信の準備を行います📡
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
💡遠隔でのマニュアル位置キャリブレーションの方法
DJI FlightHub 2内のteamの所に行き、DJI Dock 3のステータスを出します。その後上部赤枠のボタンを押し、下部赤枠の鉛筆マークを押します。
現地の座標が出るので「Save」を押します。
「✔Dock calibrated」と出たら、マニュアルキャリブレーションは完了です。
車載モードでは現地でDJI Enterprise APPを繋げることなく、遠隔でキャリブレーションが出来ます。車で移動した時にこれで位置エラーが消えて、非常に便利ですね!
💡自動航行設定
ここは車載モードでも通常の設定でも行う事は一緒でした。
詳しくは
「DJI FlightHub 2 徹底解説 第3講 飛行ルート作成」
「DJI FlightHub 2 徹底解説 第4講 飛行計画作成(タスクプランライブラリ) ※Dock製品のみ」
をご覧ください!
4.飛行している映像
自動航行設定が終われば遂に飛行です!🛫
🎬斜面ルート
斜面による対象物に対して、横や縦に高度を変えながら自動航行してくれるモードです。建物の点検時に非常に役に立つ自動航行でDJI FlightHub 2では斜面ルートがDJI Pilot 2と違って機体を飛行しなくても作成が出来るので、非常に便利となっています。
※動画ではあたかも点検構造物があるという程で、斜面ルートを作成し飛行を実施しています。
🎬パトロールルート
新機能のAI機能で飛行中に人・車・船を検知することによって、自動的にズームカメラで寄って写真を撮ってくれる自動航行です。定期巡回し防犯などに非常に役に立つ自動航行となっています。
※この動画では今紹介している現地以外で撮影をしており、DJI FlightHub 2で飛行指示はしているのですが、BプロポのDJI Pilot 2での動画となっています。
🎬手動飛行
DJI FlightHub 2にてバーチャルコックピットを使って、遠隔でPCにて手動飛行ももちろん可能です。この時は新機能「Fly To」を使って、マップ上で指定した先まで飛行してくれました。
🎬車載モードで飛び立つ動画
縦動画なので、こちらのYoutubeショート動画でご確認ください🎬
📸降り立つ瞬間の画像
無事車載したDJI Dock 3に降り立ってくれた様子を、パナソニックのカメラでも撮影出来ました📷
ドローン側が位置座標をかなり正確に把握しているのが、確認出来ます!
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
その後実際にDJI Dock 3を載せた状態で、車で移動してみました🚘
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
途中で止まっているときに雨が降りましたが、IP56搭載していますので問題ございませんでした☔
周りが暗くなるとライトも点いてくれます。
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
5.電源にDJI Power 2000、通信にStarlinkを使用
⚡電源 DJI Power 2000
電源は新発売の「DJI Power 2000」を使いました。
商品サイト:https://www.system5.jp/products/n_1209546
💡弊社スタッフにおすすめポイントを聞いてみました!
DJI Power 2000は、2048Whの大容量と2700Wの高出力を誇るパワフルなポータブル電源です。
通常のAC電源からの充電だけでなく、DJI独自の企画SDCポートを活用した、ソーラーパネル、カーソケット、オルタネーターを活用した充電方法があります。また、専用のアクセサリーを使えば、SDCポートからドローンの急速充電も可能。
もちろん、DJI製品との組み合わせもばっちりです!
充電しながら走行し、現場で電源として活用したりと運用方法に応じた入力を選択できます!
また、DJI Homeアプリでは、ポータブル電源の入出力状況を確認できるので、ポータブル電源を直接確認しなくても状況が把握できるのは魅力的です。
DJIの技術力が詰まったポータブル電源、是非チェックしてください!
💡おすすめのアクセサリー
・DJI Power Expansion Battery 2000(写真:上部に載っている製品)
商品サイト:https://www.system5.jp/products/n_1194227
・DJI Power Series Hand Truck
商品サイト:https://www.system5.jp/products/n_1208424
上記のアクセサリーも一緒に使う事により、より長時間・そして持ち運び楽々で運用することが出来ました!
実際6時間ほど飛行しStarlinkを繋いだりして、そのまま電源ONにしながら運用していましたが、50%ほど残っていました!
※検証時の環境での数値、参考値となります。
AC電源の供給不足のエラーも出ず、DJI Dock 3は実際に飛行のオペレーションも行えたので、車載モードにはかなりいい相棒です!✨
⚡通信にStarlink
下記写真の奥の機材がStarlinkです。(まだ準備中の状況です。)
DJI Power 2000で電源供給を受けて行いました⚡
※Starlinkは車移動中に電源つけた状態で飛行すると、電波法違反になる可能性がございます。電源は消した状態で走行することを推奨します。(詳細はご自身でお確かめください。)
撮影:Panasonic DC-S5M2X デジタル一眼カメラ LUMIX S5M2X
いかがでしたか?
DJI Dock 3の車載モードをいち早く行うべく、デモ飛行を行ってみました!
車に載せて運用が出来ると、様々な現場の点検・測量現場ですぐに使えるのと、遠隔点検や災害監視・設備保守など今まで出来なかった事が出来るようになる、多くの可能性を秘めていると改めて思いました。
どうぞでも研究を重ねていただき、自分なりのDJI Dock 3の使用スタイルを先に上げてくださいね!
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