DJI FlightHub 2を徹底解説 これからのドローン運用が変わる!
本記事では、FlightHub 2の基本機能や活用方法、最新アップデート情報を最速で詳しく紹介していきます。
さらに、新機能の追加や運用ノウハウも随時更新していく予定です。
DJI Dock 3とFlightHub 2を最大限に活用するための情報源として、ぜひチェックしてください!
※本記事の内容は作成時点の情報に基づいています。最新の仕様や情報は変更される可能性があります。
目次 ※第1講以降の内容は、それぞれ別ページにてご案内しております。
アップデート情報(随時更新中)
2025-9-23(NEW) 新機能 バーチャルコックピットの全面刷新 刷新されたインターフェース:直感的な操作体験を実現するため、ビジュアルと操作性を全面的に最適化。 柔軟なレイアウト:新しいレイアウトオプションで、用途に合わせたインターフェースカスタマイズが可能。 更新されたアイコン:新しいアイコンセットで、より洗練され視認性の高いデザインに。 操作性の向上:ユーザー体験を最適化し、より速く、スムーズで直感的な操作を実現。 新しいマルチ機体制御パネルで、複数機体を協調タスクに活用。 機体間の制御を即座に切り替え、1人の操作者で複数ドローンを管理可能。 AR投影が仮想ラインやエリアに対応し、状況認識をさらに強化。 DJI Pilot 2で描いた空間ラインやエリアをライブビュー上に直接表示可能。 新機能「ダッシュボード」で、重要な運用データを一元的に閲覧可能。 管理者向けに設計され、効果的な管理に必要な高レベルのインサイトを提供。 資産、デバイスの状態、タスクスケジュール、データ出力といった主要指標を追跡し、意思決定を支援。 必要な情報を素早く発見。AIが写真や動画内の対象物を自動検出・タグ付け。 検索結果を詳細レポートとしてエクスポートし、共有・記録・分析に活用可能。 管理者が組織全体のデータを管理可能に。 注釈、飛行ルート、モデル、GEOゾーンをプロジェクト間で簡単に表示・コピー可能。 複数ウェイポイントを一度に編集でき、作業効率を向上。 フライトルートエディターでウェイポイントのパラメータやアクションをまとめて変更可能。 集中メッセージセンター すべての通知を新しい「メッセージセンター」に集約。 過去のシステムメッセージを参照し、受信するアラートを個人設定でカスタマイズ可能。 クラウド再構築で画像の基準点設定をサポート。 標準ターゲットが自動で識別され、貫通および再構築が可能。 その他の改善 オンプレミスユーザーは、DJI Developerサイトからダウンロードしたカスタムオフライン標高データをインポート可能に。
2025年8月28日 新着情報 クラウド経由での Manifold 3 アプリケーションのリモート管理と使用のサポートを追加します。 デバイス管理: Manifold 3 のデバイス表示とアプリケーション管理のサポートを追加します。 仮想コックピット: ロードされたアプリケーションを起動し、その効果をリアルタイムで表示できます。 航空機へのサードパーティ製インテリジェントアルゴリズムの統合 仮想コックピットは、サードパーティの赤外線 AI 認識アルゴリズムのサポートを追加します。 ユーザーは赤外線カメラからの AI 認識結果をリアルタイムで確認できるようになりました。 ウェイポイントとパトロールルートについては、航空機上でサードパーティのインテリジェント アルゴリズムを選択して認識タスクを実行できるようになりました。 AIタスクレポートのエクスポート フライト レコードでは、AI によって生成された警告イベントのレポートのエクスポートがサポートされるようになりました。 その他のアップデート 有人航空機の衝突リスクのしきい値を設定できるようになりました (ドック航空機のみ有効)。 ドック型航空機の帰還時における予備バッテリー残量設定のサポートを追加しました。強風時は、安全のためこの値を上げることをお勧めします。 バーチャルコックピットは赤外線写真形式の設定をサポートするようになりました。
2025年7月31日 新着情報 バーチャルコックピットがマルチモーダル物体検出に対応しました。 バーチャルコックピットおよび飛行記録内のAI警告記録リストがアップグレードされました。 バーチャルコックピットにARストリート投影機能が追加されました。 AIアシスタント ヘルプポップアップウィンドウにAIアシスタントが追加されました。 その他のアップデート 組織アカウントにおいて二要素認証(2FA)を有効化できるようになりました。
2025年6月26日 新しいアナライザー機能:エンジニアリング測定と進捗管理をサポート アナライザーで測定および計算ツールを作成し、モデルと設計ファイルに基づいて線と体積の測定を行うことができます。 モデルタイムラインの表示をサポートしており、モデルの進化プロセスをすばやく動的に切り替えて表示し、プロジェクトの進行状況を直感的に追跡できます。 構成可能なレポート カバー、測定領域、およびその他の構造化コンテンツを含む測定分析レポートの生成をサポートします。 新着情報 完全なプロセス統合: 飛行、マッピング、測定、計算、分析のタスクを統合し、データ収集からインテリジェント分析までのエンドツーエンドの自動化を実現します。 柔軟なタスク管理: 既存のタスクを自由に選択したり、新しいタスクを作成したりできます。さまざまなシナリオ要件を満たすための編集とリンクがサポートされています。 PDFおよびDXF形式をサポートします。座標系変換やマッチングポイントのキャリブレーションにより、設計ファイルを地図上に正確に配置できます。 プロジェクト設定でエンジニアリング座標系の構成がサポートされるようになりました。 その他のアップデート インターフェースにスペイン語のサポートを追加します。
2025-6-10 新製品サポート DJI FlightHub 2 が DJI Matrice 400 をサポートするようになりました。 ・FlyTo タスクが Matrice 400 で利用できるようになりました。 新着情報 AI機能のサポート パトロールルートが利用可能になりました。ユーザーは検査対象エリアを指定でき、システムはインテリジェントな認識アルゴリズムを使用して巡回エリア内の人、車両、船舶を自動的に識別し、警告通知を送信します。 ライブフライトコントロールのサポート リモート コントローラー経由で接続された場合、Matrice 4D シリーズ航空機のライブ フライト コントロールのサポートが追加されました。 航空機におけるアルゴリズムの管理 ユーザーは、アルゴリズム ページを介して、DJI 開発者 Web サイトから配布されたサードパーティのアルゴリズムをドックに接続された航空機にロードできるようになりました。 フライトハブ同期 FlightHub Sync BetaがFlightHub Syncにアップグレードされました。ユーザーは、指定したプロジェクトのメディアファイル、飛行経路、飛行記録などの情報を外部ストレージバケットに同期できます。 中国本土におけるコンプライアンス要件 中国本土で運航する航空機は、民用航空局に飛行力学データを報告する必要があります。「組織」>「組織設定」>「組織基本情報」にアクセスして詳細を確認し、機能を有効にしてください。 その他のアップデート フライト レコードは、DJI Dock 2 との互換性をサポートするようになりました。 タスクを配分する際、システムは飛行経路の障害物検知履歴を確認し、存在する場合は通知します。繰り返しタスクまたは継続タスク中に障害物検知が作動した場合、後続のタスクは自動的に中断され、安全確保のため手動で再開する必要があります。 異常なフィードバックをドックまたは航空機のログに自動的に関連付ける機能を追加しました。時間を選択すると、データが自動的に照合され、エラーコードフィールドが入力されるため、問題分析の効率が向上します。 ドックの FlightHub パブリック環境とオンプレミス環境間のリモート切り替えをサポートします。
2025-4-15 新着情報 SSOログイン エンタープライズ パッケージは SSO ログインをサポートしており、サードパーティのエンタープライズ アカウントを介したログインが可能です。 チーム ページで FlyTo の目的地をクリックすると、システムが自動的に分類し、ユーザーが選択できる適切なドックを推奨します。 タスク プラン ライブラリで新しいプランを作成する場合、飛行ルートタスクを選択すると、システムは最初のウェイポイントとドック間の距離に基づいて適切なデバイスを自動的に並べ替えて推奨します。 バーチャルコックピットは、自動スワップ タスクの作成をサポートしています。関心領域を選択すると、中断のない観測のために 2 機の航空機のスワップが自動的にスケジュールされます。 この機能は現在、DJI Dock 3 のみをサポートしています。 バーチャルコックピットによる飛行ルートの配信 バーチャルコックピットは、飛行ルートライブラリ内のタスクの表示をサポートします。ユーザーは、ウェイポイントルートとエリアルートを選択、配布、実行できます。 この機能は現在、DJI Dock 3、DJI Dock 2、および Matrice 4 エンタープライズ航空機をサポートしています。 タスク プラン ライブラリは、バーチャルコックピットまたはリモートコントローラーを介して制御される手動飛行タスクの表示をサポートします。 飛行中のデバイス変更情報、航空機のキー動作、ユーザーコマンドなどを表示するためのサポートが追加されました。 フライト記録の概要または詳細情報をエクスポートするためのサポートが追加されました。 この機能は現在、DJI Dock 3 のみをサポートしています。 リレーへのリモート接続 DJI Dock 3 は、近くのリレーを検索できるようになりました。ユーザーはリレーデバイスを選択し、パスワードを入力して接続できます。 更新内容 ウェイポイント ルートはPOSデータの記録をサポートします ウェイポイント ルートには、現在の姿勢を記録するアクションが追加され、現在の仮想航空機のジンバル ヨー角と傾斜角、航空機のヨー角、カメラのズームレベルをワンクリックでキャプチャできます。これらのデータは、アクション リストに追加されます。 ウェイポイント ルート エディターは、右上隅に「ウェイポイントの追加時に POS 情報を同期」設定を追加します。有効にすると、新しいウェイポイントを追加するときに航空機の POS 情報が自動的に追加され、ウェイポイント ルートの編集効率が向上します。 その他のアップデート DJI Dock 2 がエリア ルートを実行する場合、機体が最初のウェイポイントに飛行しているときに、カスタム GEO ゾーンの障害物を自動的に回避することがサポートされます。エリア ルート エディター > 詳細設定 > カスタム GEO ゾーン障害物回避で設定を有効にする必要があります。 ウェイポイント ルートを実行する際の Matrice 4T のジンバル傾斜角度が 70 度に拡張されました。 DJI Dock 3 機体は、より多くの積載容量をサポートします。 デバイス リストには、航空機のペイロードとアクセサリの視覚的な表示が追加され、適切なドックと航空機をすばやく簡単に選択できるようになります。
2025-3-19 新着情報 プロジェクト ロール管理では、さまざまな権限をさまざまなロールに割り当てることで、プロジェクト内のメンバー権限を詳細に制御できます。 組織管理者とスーパー管理者は、「メンバー」>「メンバー ロール管理」>「プロジェクト メンバー ロール管理」から組織内のプロジェクト ロールを管理できます。 飛行ルート ライブラリでは、川やパイプラインなどのシナリオのマッピングに適した線形飛行ルートの作成がサポートされるようになりました。 エリア ルートは、詳細設定内でカスタム GEO ゾーン障害物バイパスをサポートしており、マッピング中に航空機がカスタム GEO ゾーンをバイパスできるようにします。 この機能は現在、DJI Dock 3、Matrice 4 Enterprise シリーズ、および DJI Dock 2 でサポートされています。 クラウドインテリジェントアルゴリズム ユーザーはクラウド上のアルゴリズムを介してインテリジェントなアルゴリズムを展開できます。 ユーザーは、仮想コックピットで正常に構成されたクラウド インテリジェント アルゴリズムとインスタンスを即座に呼び出すことができます。 ユーザーはDJI開発者プラットフォーム上でベンダーから展開可能なインテリジェントアルゴリズムモデルを閲覧できる。 自動ライブストリーム録画用にプロジェクト内のデバイスを構成することをサポートします。 録画されたファイルは、自動録画再生フォルダーの下のメディア ファイル ライブラリにアーカイブされます。 柔軟なクリーンアップ サイクル設定をサポートし、ストレージ領域を自動的に解放します。 その他のアップデート レイアウト モードが追加され、同時ライブ ストリームのユーザー エクスペリエンスが向上しました。
2025-2-27 新製品サポート DJI FlightHub 2 は DJI Dock 3 をサポートするようになりました。 アクセサリサポート DJI Dock 3 は、D-RTK 3 リレー ステーションと DJI Dock 3 車載ジンバル マウントをサポートします。 Matrice 4D シリーズの航空機は、DJI AS1 スピーカー、DJI AL1 スポットライト、DJI FTS モジュール(ヨーロッパ諸国のみ)をサポートしています。 新着情報 仮想コックピットは、人、車両、またはボートが識別されたときにリアルタイムのAI 認識と自動アラートをサポートし、タスク中に生成された詳細なアラート記録をリアルタイムで表示する機能を提供します。 バーチャルコックピットはスマートトラックをサポートしており、AI が認識したオブジェクトを継続的に追跡できます。 ウェイポイント ルートはインテリジェントな認識アクションをサポートしており、飛行中に人、車両、ボート、または異常な高温や低温の対象を認識し、写真の撮影、ビデオの録画、アラート後のオペレーターの引き継ぎの待機などのアクションを実行できます。 プランライブラリはAI ルート警告通知をサポートするようになり、対象者認識後のアラート受信方法と頻度を設定できるようになりました。 AI変更検出 メディア ファイルの変更検出: メディア ファイル ライブラリは、同じウェイポイント ルート タスクによって生成された 2 つのメディア フォルダーの写真の変更をインテリジェントに検出してマークすることをサポートします。 モデル変更検出: モデル ライブラリは、重なり合う 2 つの 2D モデルの変更をインテリジェントに検出してマークすることをサポートします。 車載展開モード 車載展開モードでのデバイスの位置の迅速な調整と飛行前の安全性チェックのサポートが追加されました。 この機能は現在、DJI Dock 3 でのみサポートされています。 ドックが密集しているエリアでデバイスの離着陸をスケジュールするためのサポートが追加されました。 DJI FlightHub 2 は、カスタム飛行エリアに新しいタイプの着陸禁止ゾーンを追加し、航空機がこれらのゾーン内で自動的に着陸するのを防ぎます。 ユーザーは着陸禁止区域を手動で描画したり、マップの線注釈を着陸禁止区域に自動的に変換したりできます。 飛行の安全性を高めるために、プロジェクト内の DJI Dock 3 および Matrice 4D シリーズの航空機に着陸禁止ゾーンを送信するサポートを追加します。 入退出ルート 飛行タスクを実行する前に安全な出発を確保するために、離陸後の進入/退出ルートを実行するためのサポートを追加します。 その他のアップデート Matrice 4D シリーズの航空機は、夜景モードをサポートしています。 仮想コックピットのマウスルック機能がアップグレードされました。 モデル マッピング中に解像度設定がサポートされるようになりました。
2025-1-8 新製品サポート DJI FlightHub 2がDJI Matrice 4エンタープライズシリーズをサポート Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機のライブ フライト コントロールのサポートを追加します。 Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機のジンバル カメラをリモート制御するためのサポートを追加します。 新着情報 AI認識 Matrice 4 エンタープライズ シリーズをリモート制御して、人、車両、ボートをインテリジェントに認識し、認識後にユーザーに警告するサポートが追加されました。 DJI AI 開発者プラットフォームで開発されたサードパーティのアルゴリズム モデルをPilot 2 にインポートして、AI 認識シナリオを拡張できるようになりました。 メディア ファイル ライブラリは、AI 認識結果の表示、カウント、編集をサポートします。現在は広角写真とズーム写真のみがサポートされています。 この機能は現在、Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機でのみサポートされています。 モデル マッピング中にラフ モデルを生成し、Smart 3D Capture ルートの作成に使用できるようになりました。 飛行ルート ライブラリに Smart 3D Capture のサポートが追加され、大まかなモデルに基づいて飛行ルートを生成し、マッピング タスクを簡素化できるようになりました。 この機能は現在、Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機でのみサポートされています。 エリアルートのオルソコレクションの強化 スマート オブリークを有効にして、航空機がエリア ルートを実行しているときにオルソ収集の効率を向上できるようになりました。この機能はオルソ マッピング タスクにのみ使用することをお勧めします。 この機能は現在、Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機でのみサポートされています。 観測ビューの同期 Pilot 2 から FlightHub 2 への観測ビューの同期のサポートが追加されました。 この機能は現在、Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機でのみサポートされています。 空間注釈の同期 Pilot 2 から FlightHub 2 への空間注釈の同期のサポートが追加されました。 この機能は現在、Matrice 4 エンタープライズ シリーズ航空機でのみサポートされています。 |
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FlightHub 2 とは
産業用ドローンの飛行計画や管理をクラウド上で行えるプラットフォームです。組織のメンバーやデバイスの管理、地図や写真の確認、飛行ルートの設定、タスクの計画・管理などの機能を備えています。ウェブ上で飛行ルートを作成し、DJI Dockや対応するドローンに指示を送ることで、遠隔地からリアルタイムでタスクの状況を確認できます。これにより、チームの作業効率と生産性を向上させることができます。
■FlightHub 2でできること
FlightHub 2 は、DJI の産業用ドローンをより効率的に、そして安全に運用するためのクラウドプラットフォームです。その多岐にわたる機能の中から、本日は特に重要な 6 つの機能について、わかりやすく解説します。
1. 組織・メンバー管理:柔軟な権限設定で安全な運用を実現
FlightHub 2 では、会社のように組織を階層構造で管理し、組織に属するメンバーごとに詳細な権限設定が可能です。これにより、組織の規模や運用形態に合わせて柔軟な管理体制を構築できます。
- 組織構造のカスタマイズ: 部署、プロジェクト、地域など、組織の構造に合わせて柔軟に組織を構築できます。
- 詳細な権限設定: 管理者(Super Admin)、技術者(Device Maintainer)、閲覧者(Member)など、役割に応じた詳細な権限設定が可能です。機体制御、データアクセス、設定変更など、操作ごとに権限を付与/制限が可能です。
- 依頼者様との連携: 依頼者様とのデモフライト時も、適切な権限設定によりセキュリティを確保できます。
例えば、修理担当者には機体状況の確認権限のみを付与し、遠隔誤操作による事故を防ぐといった運用が可能です。
■組織データ管理
組織の管理者およびスーパー管理者は、この機能を使って、組織内の各プロジェクトに関するデータ(注釈、モデル、フライトルートなど)を管理できます。特定のプロジェクトのデータを閲覧したり、他のプロジェクトにコピーすることも可能です。
組織データ管理の詳細はコチラ
組織データ管理の詳細
■ プロジェクトによるフィルタリング
Project Selectorを使用して、閲覧または管理したいデータを絞り込めます。
アーカイブされていない任意のプロジェクトを選択できます。検索バーを使用して、プロジェクト名で検索することも可能です。
■ プロジェクト間でのデータコピー
任意のデータモジュールで必要な項目を選択し、「Copy to Project(プロジェクトにコピー)」をクリックして、コピー先のプロジェクトを1つ以上選択します。
コピー後、データは自動的にコピー先プロジェクトの対応モジュール内の専用フォルダに配置されます。
マップタスクエリアは自動的に「-org」のサフィックスが付与されます。
■ 注釈管理
1.注釈の閲覧
プロジェクトを選択すると、そのプロジェクトのすべての注釈(ポイント、ライン、エリア)が注釈タブに表示されます。
ここで注釈を非表示にしても、元のプロジェクトでの表示には影響しません。
2.制限事項
編集:注釈をクリックしてマップ上で場所を確認できます。編集する場合は元のプロジェクトに移動する必要があります。
管理:注釈の追加、名前変更、移動、コピー、削除はできません。
検索:名前で注釈を検索可能です。
追加:現時点では新しい注釈を追加できません。
■ モデル管理
1.モデルの閲覧
モデルファイルをクリックすると、ページ上で直接プレビューウィンドウが開きます。
2.制限事項
コピー:コピー先プロジェクトに同名のモデルが存在する場合、上書きを防ぐため自動で名前が変更されます。
■ フライトルート管理
1.フライトルートの閲覧
フライトルートを選択すると、マップ上にルートが表示されます。また、フライトルートファイルをここからダウンロードできます。
2.制限事項
編集:編集をクリックすると、元のプロジェクト内のフライトルートエディターにリダイレクトされます。
※変更するには、そのプロジェクトのメンバーである必要があります。
管理:フライトルートの削除、統合、移動はできません。
■ マップタスクエリア
1.マップタスクエリアの閲覧
マップタスクエリアを選択すると、マップ上に境界が表示されます。
ここで非表示にしても、元のプロジェクトでの表示には影響しません。
2.制限事項
編集:名前変更、有効化/無効化はできません。
■ メディアファイル管理
1.メディアファイルの閲覧
メディアファイルをクリックすると、メディアブラウザーで開きます。
全画面表示と半画面表示を切り替え可能です。
制限:写真への注釈追加、タグ付け、名前変更、マップ上での読み込みなどの高度な機能は利用できません。
ダウンロード:元のファイルのダウンロードに対応しています。
※現時点ではメディアファイルのコピーはサポートされていません。この機能は将来のリリースで対応予定です。
2. プロジェクト管理:現場情報を一元管理し、業務効率を向上
現場ごとにプロジェクトを作成し、機体、メンバー、飛行ルート、撮影データなどを一元管理できます。また、ダッシュボードで、組織のプロジェクト・メンバー・デバイス・タスク・飛行データなどの主要指標を一目で確認し、管理や意思決定に役立てることができます。これにより、複数の現場を効率的に管理し、情報共有をスムーズに行うことができます。
- プロジェクト単位での情報集約: 飛行計画、機体情報、飛行データ、メンバー情報など、プロジェクトに関連する情報を一元管理できます。
- コラボレーションの強化: プロジェクトごとにメンバーを割り当て、チームでの作業を円滑化できます。
- 飛行計画の高度化: プロジェクトごとに飛行ルート、飛行高度、撮影間隔などを設定し、詳細な飛行計画を作成できます。
■ダッシュボードについて
ダッシュボードは、組織の主要な運用データを一目で確認できる集中ビューを提供します。直感的なチャートや数値を用いて、プロジェクト、メンバー、デバイス、自動タスクに関する指標を要約し、管理や意思決定に役立つインサイトを提供します。
ダッシュボードの詳細はコチラ
ダッシュボードの詳細
ダッシュボードへのアクセスは、組織のスーパー管理者および管理者に限定されます。
ダッシュボード構成要素
■ 時間フィルター
ダッシュボードを特定の期間で絞り込むことができます。
選択肢は以下のとおりです。
・今週 ・今月 ・先週 ・先月
・過去6か月 ・過去1年 ・カスタム範囲
■ アセットモジュール
1.パッケージとリソース概要
組織のサブスクリプションプランの詳細やリソース消費状況(ストレージ容量、マッピング画像、ライブ配信時間など)を確認できます。
2.プロジェクト & メンバー
組織内の総プロジェクト数とメンバー数を表示します。
3.デバイスステータス分布
ドックのステータス:ドーナツチャートで全ドックのステータス分布を表示し、中央にはドックの総数を表示します。
その他のデバイスステータス:別のドーナツチャートで、他の接続デバイスのオンライン/オフライン状況を表示します。
ステータス説明
ステータス | 説明 |
Idle | ドックが待機中です。 |
In Task | タスクを実行中です。 |
Debug | リモートデバッグ、現地メンテナンス、またはファームウェア更新を行っています。 |
Error | デバイスがオフライン、または現場の緊急コマンドで停止しています。 |
4.フライトルート
組織内で計画済みのフライトルート総数を表示します。
5.AIアルゴリズム
利用可能なAIアルゴリズムの総数を表示します。
■ データ出力モジュール
プロジェクトで生成された主要なデータ出力を集計します。メディアファイル数、モデル数、レポート数、AI物体アラーム数を表示します。
「詳細を見る」をクリックすると、データ量やストレージ分布の内訳を確認できます。
■ オートメーションモジュール
組織の自動ワークフローの規模とパフォーマンスを追跡します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 |
Workflow Count | 自動タスクの総数です。 |
Execution Cycles | 自動タスクが完了まで実行された回数の総数です。 |
Task Completion Rate | 開始から終了まで正常に実行されたワークフローの割合です。 |
■ タスクモジュール
1.タスク分布
棒グラフで、計画タスクと手動タスクの時間的分布を表示します。これにより、ピーク稼働時期を把握できます。
2.タスク成果
折れ線グラフでタスク成果の推移を表示します。成功(緑)、中断(黄)、失敗(赤)を区別して表示し、全体的なタスクの信頼性を確認できます。
■ フライトデータモジュール
主要な飛行統計を要約し、総飛行回数、累積飛行時間、総飛行距離を表示します。
3. Dock製品を使用したドローン遠隔運用:場所を選ばないドローン運用で業務を効率化
DJI Dock/Dock 2/Dock 3と連携することで、遠隔地からのドローン飛行・制御が可能になります。これにより、場所を選ばないドローン運用が実現し、点検や監視などの業務効率を大幅に向上させます。
- DJI Dockシリーズとの連携強化:DJI Dock/Dock 2/Dock 3 と連携し、遠隔地からのドローン制御および操縦、映像確認、データ収集が可能です。カメラの操縦権のみ奪うといった詳細設定も可能です。
- 高度な飛行ルートの作成:2.5次元マップ上での飛行ルート作成に対応しているため、DJI Pilot 2に比べてより直感的に複雑なルート作成が可能で、ルートのインポート/エクスポートにも対応しています。
- 遠隔デバイスメンテナンス:機体ログやエラーログをクラウド上で確認でき、Dockカバー開閉やテストフライトも遠隔で実行可能です。
4. 産業用ドローンの映像共有:リアルタイムな状況把握で迅速な意思決定を支援
Matrice 350 RTK などの産業用ドローンと連携し、飛行中の映像をリアルタイムで共有できます。これにより、現場の状況をリアルタイムに把握し、迅速な意思決定を支援します。
- 多様なデバイスでの映像確認: PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスからドローンの映像を確認できます。
- 映像共有のセキュリティ強化: 映像共有用の QR コード/リンクに有効期限、パスワードなどを設定できます。
5. 撮影データのリアルタイムアップロード:データ共有と解析の効率化を促進
撮影した画像・動画データをクラウドにリアルタイムでアップロードできます。これにより、現場からオフィスへのデータ共有がスムーズになり、解析作業を効率化できます。
- データの一元管理と共有:画像、動画、3D モデル、点群データなど、多様なデータを一元管理できます。
- データセキュリティの強化:データを暗号化し、第三者による不正アクセス、改ざんを防止します。
- データ活用の高度化:データを解析し、異常検知、状況分析、意思決定などに活用できます。
6. クラウドマッピング:3D モデルとオルソ画像の作成で業務を高度化
アップロードした撮影データから、3D モデルやオルソ画像を生成できます。DJI Terra ほどの詳細な設定はできませんが、現場の状況を素早く 3D モデル化し、点検や測量などの業務に活用できます。
- 多様なデータ形式に対応:Dock製品によるデータのみならず、産業用ドローンのデータであれば基本的に2Dオルソや3Dモデルの作成が可能です。DJI Terraのエンジンと同じものが使われていて尚且つクラウド上で解析するため、PCのスペックもそこまで必要ありません。
- 高度な 3D モデル/2Dオルソ生成:Terraと同等の高精度な3D モデル/2Dオルソを生成し、点検、測量、設計などに活用できます。
- クラウドストレージ:生成したモデルや写真データは全てクラウドストレージ上に保存されるため、PC内のストレージの圧迫の心配もありません。
■FlightHub 2の対応機種について
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サポート機種
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ドローン | Dock | ペイロード | ||
機能
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FlightHub 2の組織への紐づけ |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ
(M3E/M3T)
・Matrice 30 シリーズ
(M30/M30T/M30T Dock version)
・Matrice 300/350 RTKシリーズ
・Matrice 3D シリーズ
(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ
(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ
(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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・DJI Dock
・DJI Dock 2
・DJI Dock 3
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ー |
機体メンテナンス (※Dockシリーズのみ) |
・Matrice 30T Dock version
・Matrice 3D シリーズ
(M3D/M3TD)
・Matrice 4D シリーズ
(M4D/M4TD)
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・DJI Dock
・DJI Dock 2
・DJI Dock 3
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ー | |
リアルタイムモニタリング |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ(M3E/M3T)
・Matrice 30 シリーズ(M30/M30T/M30T Dock version)
・Matrice 300/350 RTKシリーズ
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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・DJI Dock
・DJI Dock 2
・DJI Dock 3
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・Zenmuse H20 シリーズ(H20/H20T/H20N)
・Zenmuse H30 シリーズ(H30/H30T) ・Zenmuse P1、 Zenmuse L1/L2は非対応
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ペイロード操作 (カメラ操作/切替) |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ (M3E/M3T)
・Matrice 30T DOCK version
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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ー | ー | |
機体操作 (操縦/離発着) |
・Matrice 30T DOCK version
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
(※送信機DJI RC Plus 2からの権限が必要)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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ー | ー | |
飛行ルート作成 |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ (M3E/M3T)
・Matrice 30 シリーズ(M30/M30T/M30T Dock version)
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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ー | ー | |
飛行計画作成 |
・Matrice 30T Dock version
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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・DJI Dock
・DJI Dock 2
・DJI Dock 3
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ー | |
メディアファイル管理 |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ (M3E/M3T)
・Matrice 30 シリーズ(M30/M30T/M30T Dock version)
・Matrice 300/350 RTKシリーズ
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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ー |
・Zenmuse H20 シリーズ(H20/H20T/H20N)
・Zenmuse H30 シリーズ(H30/H30T) ・Zenmuse P1、 Zenmuse L1/L2は非対応
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クラウドマッピング |
・Mavic 3 Enterprise シリーズ (M3E/M3T)
・Matrice 30 シリーズ(M30/M30T/M30T Dock version)
・Matrice 300/350 RTKシリーズ
・Matrice 3D シリーズ(M3D/M3TD)
・Matrice 4 シリーズ(M4E/M4T)
・Matrice 4D シリーズ(M4D/M4TD)
・Matrice 400
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ー |
・Zenmuse H20 シリーズ(H20/H20T/H20N)
・Zenmuse H30 シリーズ(H30/H30T) ・Zenmuse P1、 Zenmuse L1/L2は非対応
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■FlightHub 2のライセンスについて
FlightHub 2のライセンスは大きく分けて無料版とプロ版とエンタープライズ版の3つです。無料版でも全機能を利用することは可能ですが、ライブ配信時間・ストレージ・マッピング画像に関しては、初めてデバイスを組織に紐づけた際にもらえるボーナス(後述)を受け取らないと、ほぼ利用できません。
分類 | 概要 | |
デフォルトパッケージ | Standard (Free) | 機能やリソースに制限があります。コア機能の評価に最適です。 |
有料パッケージ | Professional | ほとんどの機能を解放し、オンラインデバイス数に制限はありません。 リソースクォータが適用され、使い切った場合はリチャージ/アップグレードパッケージの購入が必要です。 |
Enterprise | すべての機能を含み、多くのリソースを無制限に利用可能です。 マッピング画像には非常に大きなクォータが付与され、同時にオンライン可能なデバイス数に制限があります。 |
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Recharge/Upgrade | 既存のパッケージに対して、機能を変えずにライブ配信時間、マッピング画像、またはストレージの特定のクォータを追加できます。 Professional ユーザーに推奨されます。 |
2025年4月15日より、DJI FlightHub 2のパッケージ内容が以下の通り変更されました。
■ 新パッケージについて エンタープライズパッケージ:接続可能なオンラインデバイス数にのみ制限があり、ライブ配信時間やストレージ使用量には制限がありません。さらに、特大サイズのマッピング画像パッケージやSSOログインといった高度な機能も利用可能です。 大容量オプションの追加:ライブ配信時間のチャージおよびストレージ容量アップグレードにおいて、より大きな容量オプションが新たに提供されます。
■ 既存パッケージの調整 アクティベーション有効期限: - エンタープライズパッケージにはアクティベーション期限はありません。 - その他のパッケージ(プロフェッショナル版1か月プラン、12か月プラン、大容量3年プラン、マッピング画像チャージ、ライブ配信時間チャージ、ストレージ容量アップグレード)には、購入から6か月以内のアクティベーションが必要です。 使用期限:アクティベーション後、以下の項目については1年間の使用期限が設定されます。 - ライブ配信時間チャージ - マッピング画像チャージ - ストレージ容量アップグレード
これらの変更は2025年4月15日以降に購入されたパッケージにのみ適用されます。 それ以前に購入されたパッケージについては、従来通りの条件が適用されます。 |
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DJI FlightHub 2には、Standard / Professional / Enterprise / リチャージ・拡張といった複数のパッケージが用意されています。
それぞれの機能制限やリソース割り当てには違いがあり、ご利用目的や運用規模に応じて最適なプランをお選びいただけます。
各パッケージの特徴と違いをわかりやすく整理してご紹介します。
各パッケージの概要はコチラ
各パッケージの概要
・標準版(無料)の概要
機能の制限:
・組織プロジェクトの最大数は 5 つです。
・マップ上に重ねられるモデルは最大 1 つです。
・ロゴの置き換え、カスタムログインページ、サードパーティログイン、OpenAPI などの高度な機能はサポートされていません。
無料リソース割り当て:
・ライブストリーム時間:なし
・ストレージ容量:5 GB
・マッピング画像:なし
注記:より多くのリソースにアクセスするには、パッケージをアップグレードするか、リチャージ パッケージを購入する必要があります。
・プロフェッショナル版の概要
機能の制限:
カスタムログインページやサードパーティログインなどの高度な機能はサポートされていません。
パッケージ別のリソース割り当て
特長 | 1ヶ月 | 1年 |
アクティベーション期間 | 6か月(180日間) | 6か月(180日間) |
使用期間 | 1か月(30日間) | 1年(365日) |
ライブストリーム期間 | 2,000分/月(繰越なし) | 2000分/月(翌月のみ繰越可能) |
収納スペース | 500GB | 500GB |
マッピング画像 | 3,000枚/月(繰越なし) | 3,000枚/月(翌月のみ繰越可能) |
注記:
1.アクティベーション期間:有効期間内にアクティベーションしないと失効します。
2.利用期間:アクティベーション日から開始されます。
3.パッケージの重ね合わせ:複数の Professional パッケージをアクティベーションすると、総有効期間は延長されますが、リソースクォータは累積されません。
より多くのリソースが必要な場合は、リチャージ/アップグレードパッケージを購入してください。
・エンタープライズ版の概要
1.コア機能
利用期間中:
・ライブストリーム時間:無制限
・ストレージ容量:無制限
・大容量マッピング:非常に大容量ですが、限られた量のマッピング画像クォータが含まれています。
高度な機能:サードパーティのSSOログインとOpenAPIアクセスを有効にします。
デバイスの制限:同時にオンラインにできるデバイスの数には制限があります。
・デバイス紐づけの数に制限はありません。
・同時オンラインデバイスの最大数:
リモートコントローラー経由でクラウドにログインする場合、機体の数は制限されます。また、クラウドにログインする場合、ドックの数も制限されます。デュアルコントロールのシナリオ(1機の航空機がリモートコントローラーとドックの両方で同時に制御される場合)では、オンラインデバイスは1台のみとしてカウントされます。
デバイス数にカウントされるのはAircraftのみ
デバイス管理ページでは、プロジェクトに追加できるデバイスの数に制限があります。
2.パッケージの種類
基本パッケージと、オンラインデバイスを追加するためのオプションの拡張パッケージが含まれます。
・基本パッケージ
パッケージ | アクティベーション期間 | 利用期間 | 同時接続デバイス数 | ライブ配信時間 | ストレージ容量 | マッピング画像数 |
1年・1デバイス | 無制限 | 1年 | 1 | 無制限 | 無制限 | 150,000 |
3年・1デバイス | 無制限 | 3年 | 1 | 無制限 | 無制限 | 500,000 |
※航空機カメラからのライブ配信は無制限です。ドック内外のカメラを合わせた場合、1年パッケージには30,000分が含まれ、3年パッケージには100,000分が含まれます。
・オンラインデバイス拡張パッケージ
同時接続デバイス数を増やすには、拡張パッケージを購入してください。
拡張ルール:Enterprise ベースパッケージの有効期間内において、複数のオンラインデバイス拡張パッケージを累積的に有効化することができます。
必要なパッケージ数は次のように計算されます:
(新しいデバイス数 - 現在のデバイス数) × 残り年数(切り上げ)
拡張前 | 拡張後 | 必要なパッケージ | 図解 |
1年間、1デバイス | 1年間、3デバイス | 2つの拡張パッケージ | ![]() |
3年間、1デバイス | 3年間、2デバイス | 3つの拡張パッケージ | ![]() |
3.購入チャネルとガイド
購入シナリオ:
要件 | 推奨構成 | 図解 |
1年間、4デバイス | 1年間、1デバイスの基本パッケージ + 3個の拡張パッケージ | ![]() |
4年間、3デバイス | 1年間、1デバイスの基本パッケージ + 3年間、1デバイスの基本パッケージ + 8個の拡張パッケージ | ![]() |
4年間、4デバイス | 1年間、1デバイスの基本パッケージ + 3年間、1デバイスの基本パッケージ + 12個の拡張パッケージ | ![]() |
4.よくある質問
質問 | 回答 |
Professional またはリチャージパッケージが有効な状態で Enterprise パッケージをアクティベーションした場合、既存パッケージの残りリソースはどうなりますか? | Enterprise パッケージをアクティベーションできます。既存のパッケージと残りリソースは一時停止され、Enterprise パッケージの有効期限が切れると自動的に再開します。 |
Enterprise パッケージが有効な状態で、Professional またはリチャージパッケージを追加できますか? | いいえ、Enterprise パッケージにはすでに無制限または大容量のリソースが含まれているため、追加パッケージは不要です。 |
すでに Enterprise パッケージがある場合、新しい Enterprise パッケージをアクティベーションできますか? | はい、有効期限が延長されます。新しいパッケージは現在のパッケージの期限切れ後に自動的に開始されます。 |
Enterprise 基本パッケージなしでデバイス拡張パッケージをアクティベーションできますか? | いいえ、できません |
異なる種類の Enterprise 基本パッケージを同時にアクティベーションできますか? | いいえ、有効期限を延長できるのは同一の基本パッケージのみです。異なる基本パッケージ(例:1年と3年)を利用する場合は、希望する順序で個別にアクティベーションする必要があります。 |
・リチャージ/スペースアップグレードパッケージの概要
これらのパッケージは、アカウントに特定のリソースを追加しますが、現在のプランの機能制限は変更しません。
例:Standard バージョンにリチャージまたはストレージ拡張パッケージを追加した場合、対応するリソースは利用可能になりますが、Standard の機能制限はそのままです。
パッケージ | 利用可能オプション | アクティベーション期間 | 利用期間 |
ライブ配信リチャージ | 10,000 分、100,000 分 | 6か月 | 1年 |
マッピングリチャージ | 20,000 枚 | 6か月 | 1年 |
ストレージ拡張 | 500 GB、5 TB | 6か月 | 1年 |
注記:
1.アクティベーション期間:有効期間内にアクティベーションしないと失効します。
2.利用期間:アクティベーション日から開始します。
・ライセンス比較表
機能 | 標準版(無料) | プロフェッショナル版 | エンタープライズ版 |
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組織管理 |
✔ | ✔ | ✔ |
メンバー管理 |
✔ | ✔ | ✔ |
デバイス管理 |
✔ | ✔ | ✔ |
デバイス数量 |
ー | ー | 購入した基本パッケージとデバイス拡張パッケージによって決まります。 |
機器数量 |
ー | ✔ | ✔ |
プロジェクトの件数 |
5 組織内で最大 5 件のプロジェクトを作成できます。この制限を超える新規プロジェクトは作成できません。 |
無制限 |
無制限 |
ロゴの置換 |
ー |
✔ FlightHub2プラットフォームのロゴは変更が可能です。 |
✔ |
カスタムログインページ | ー | ー | ー |
ライブ配信 |
ー |
2000分/月 ライブ配信時間は、視聴者の合計視聴時間に基づいて計算されます。未使用のライブ配信時間は翌月まで繰り越されます。 |
無制限の期間 Dockカメラのライブストリーム時間の制限: |
マップにメディアをロード |
✔ | ✔ | ✔ |
ストレージ容量 |
5GB |
500GB 有効期間内であれば、500GBのクラウドストレージを利用できます。ストレージがいっぱいの場合でもファイルをダウンロードすることはできますが、追加のファイルをアップロードすることはできません。 |
無制限の容量 |
アノテーションと同期マップ |
✔ | ✔ | ✔ |
デバイスの場所を共有 |
✔ | ✔ | ✔ |
マッピング画像数 |
ー |
3000枚/月 未使用のマッピング画像数は翌月まで繰り越されます。最大画像数は、リアルタイムマッピングの画像数と、メディアファイルをベースにしたマッピングの画像数を合計したものになります。 |
1年間1デバイス版の場合は15万枚 3年間1デバイス版の場合は50万枚 オンラインデバイス拡張の場合は15万枚 |
画面モデル |
1 2Dモデルと3Dモデルが含まれます。 プロジェクト内で、1度にマップに重ねられるモデルは1つだけです。 |
無制限 | 無制限 |
2.5Dマップ |
✔ | ✔ | ✔ |
飛行経路計画 |
✔ | ✔ | ✔ |
サードパーティアカウントログイン |
ー | ー | ✔ |
オープンAPI |
ー | ✔ | ✔ |
FlightHub 2では「どの操作でどれくらいリソースが消費されるのか」というのも気になるポイントです。
以下にライブ配信・マッピング・ストレージの3つの課金項目について、それぞれの計算方法と注意点をわかりやすく整理しました。
各項目の計算方法についてはコチラ
各項目の計算方法について
DJI FlightHub 2 パブリッククラウドでは、ライブストリーミング分数、マッピング画像、ストレージ容量に応じて課金されます。以下に、各課金項目の課金方法を詳しく説明します。
・ライブストリーミング分数
使用量は、すべてのライブストリームの累計時間に基づいて計算されます。
項目 | 詳細 |
すべてのソースから分数を計算 | ドックカメラ、航空機カメラ、FPVカメラ、ペイロードカメラを含みます。 |
すべての視聴経路をカウント | デバイスステータスウィンドウ、バーチャルコックピット、マルチチャンネルライブ配信、ライブ配信共有、ライブ配信録画(手動/自動)、ライブ配信転送(クラウドAIアルゴリズム)、ライブ配信転送(FlightHub Sync)、ライブ配信転送(FlightHub Sync Beta)、ライブ配信(マルチモーダルオブジェクト検出)を含みます。 |
視聴者ごとに使用量を計算 | 消費された総分数に、ライブ配信を視聴したユーザー数を掛けます。 |
注意事項:
・ライブ配信中にライブ配信分数が使い切られた場合でも、ライブ配信が無効になるまで視聴を継続できます。追加時間は次回のパッケージ購入から差し引かれます。
・バーチャルコックピットページを40分以上離れた場合、ライブ配信は自動的に無効になります。
・マッピング画像
使用する操作は以下の通りです:
・リアルタイムマッピング
・既存のメディアファイルに基づくマッピング
マッピングタスクが開始されると、必要な画像枚数が差し引かれます。タスクが失敗した場合、画像は返却されます。
・ストレージ容量
以下のリソースがストレージ容量としてカウントされます。
カテゴリ | 詳細 |
メディアファイル |
ソース:DJI Pilot 2、ドック、ローカルアップロード |
3D/2Dモデル | ソース:リアルタイム再構築、既存メディアファイルによるマッピング、ローカルアップロード 種類:2Dおよび3Dモデル |
ストレージ容量が不足している場合:
・既存のデータは引き続きアクセス可能です。
・進行中のデータ記録およびデータのアップロードは正常に完了しますが、後続のデータアップロード、記録、およびその他の機能は利用できなくなり、残りの容量が不十分であることを示すプロンプトが表示されます。
FlightHub 2のサービスは、購入しただけでは利用できず、アクティベーションを行う必要があります。
以下にアクティベーションの期限や注意点、実際の操作手順についてわかりやすくまとめました。
アクティベーション方法についてはコチラ
アクティベーション方法について
1.アクティベーション期限:
・Enterprise パッケージ:無制限
・その他のパッケージ(1か月 Professional、1年 Professional、3年 Professional、マッピングリチャージ、ライブ配信リチャージ、ストレージ拡張パッケージ):6か月以内にアクティベーションする必要があります。
2.注意事項:
・購入後、アクティベーションコードはメールで送付されます。
・アクティベーション後は返金・交換はできず、他の組織への譲渡もできません。
・サービスはアクティベーション時に利用可能になります。
3.アクティベーション手順:
・DJI FlightHub 2 にログインし、「My Organization」に移動します。
・「Organization Settings」に入ります。
・「Organization Package Information」パネルで「Activate Service」をクリックします。
・組織情報を確認し、アクティベーションコードを入力して「Activate」をクリックします。
FlightHub 2には、最初にデバイスを登録した際や特定の機能を利用する際に、無料で利用できるリソースが用意されています。
ここでは、受け取れる内容や取得方法についてご紹介します。
無料割り当てについてはコチラ
無料割り当てについて
1.デバイスバインディングボーナス
組織が初めてデバイス(航空機またはドック)をバインドすると、3か月間有効な1度限りのボーナスが付与されます。
・100 GB ストレージ
・5,000分のライブストリーム
・3,000枚のマッピング画像
注意事項:
・組織はボーナスを1回のみ取得可能です。
・デバイスもボーナスを1回のみ取得可能です。
受取方法:
TOPページ>My Organization>該当Projectにて「Organization Settings」を押下>「Organization Package Information」の横に表示されている「receive」を押下することでボーナスを受け取ることができます。
2.マルチモーダルオブジェクト検出用ライブ配信分数
すべての組織に対して、マルチモーダルオブジェクト検出機能専用に 1,000 分の無料付与があります。
以上から、FlightHub 2はDJI産業機を持っている方なら誰でも無料でその全機能を使うことができるので、ご興味ある方は今すぐ組織を作って参りましょう!
次項はFlightHub 2の具体的な導入方法を紹介していきます。ここまで読んでくださった方はこれを機に、DJIドローンを1つのプラットフォームで一元管理してみませんか?
徹底解説TOP | 第1講 導入編 |
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